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牛革のお手入れの必要性は?方法やお手入れが不要な牛革があるって本当?

2022.11.22 【革の豆知識】

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牛革のお手入れの必要性は?
お手入れが不要な牛革があるって本当?

牛革を使用した革製品は、独特の風合いや優れた耐久性、使い込むほどに変化していくエイジング効果など、持っている方にとってさまざまな魅力を感じさせる要素が多くあります。

しかし、牛革製品の魅力を長い期間体感するためには、日頃のお手入れや保管方法などが欠かせません。お手入れをサボってしまうと、牛革製品の魅力を損なってしまう場合があるのです。

そこで今回の記事では、牛革製品のお手入れや保管方法などについて紹介します。

・牛革は乾燥・湿気の両方に気を付ける必要がある

・代表的なお手入れはブラッシングやクリーム塗り

・保管場所は風通しのよいところがおすすめ

上記3点について詳しくご説明するので、牛革のお手入れについて理解を深めてみてください。

牛革のお手入れの必要性

牛革は普段からお手入れしないと、使える寿命が短くなってしまいます。牛革製品は価格帯・品質ともに高い傾向にあり、ワンシーズンでなく長年にわたって使い続けられるものです。

長期的によい状態で使っていくには、日頃からのメンテナンスが非常に重要です。

また牛革製品は、使い込むほどに風合いが出てくるという魅力があります。質感や色味が徐々に変化するさまを「エイジング」といい、このエイジングこそが革製品の魅力といっても過言ではないでしょう。

しかし日頃のお手入れをサボると、このエイジングが良くないものになってしまうのです。よりよいエイジングを生み出すために、牛革製品のお手入れは重要です。

牛革のお手入れ方法

まずは、牛革のお手入れ方法について紹介します。

牛革のお手入れは大きく分けて、

・ブラッシング

・クリーム塗り

・防水スプレー

の3つです。それぞれ牛革を長く使うために大切なお手入れになります。

牛革以外の一般的な革製品のお手入れ方法にも共通する部分があるため、お手入れ方法に悩んでいる方はぜひお役立てください。

付着物を落とすためにブラッシングする

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ブラッシングは牛革のお手入れ方法として代表的なものです。財布やカードケースなどの小物類、大きめな鞄や革靴、ベルトなどどのような牛革製品でもブラッシングは欠かせません。

ブラッシングすることで、牛革製品の表面に付着したホコリやチリを落とせます。その際は表面にキズが付かないように優しく丁寧にブラッシングしましょう。

ブラシにはさまざまな種類がありますが、牛革に関しては毛足が長くコシのある馬毛ブラシがおすすめです。ブラッシングの頻度に目安はなく、ホコリがたまらないようにできるだけ日常的にするのがベターです。

水分や油分を補給するためにクリームを塗る

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クリームは、牛革製品に水分や油分を補給し、保湿効果を与えるためのお手入れです。ブラッシング後に実施するお手入れですが、頻度は半年~1年程の間隔でかまいません。

清潔なクロスやスポンジ、布などにクリームを少量取り、革表面に満遍なく塗っていきます。一ヵ所に塗り過ぎると変色してしまう可能性があるため、初心者の方はあまり目立たないところから塗るのがおすすめです。

牛革に限らず、革製品は放置していると乾燥し、ひび割れてしまいやすいです。そのため、クリームは製品を長持ちさせ、美しくエイジングさせるために必要なお手入れといえるでしょう。

汚れや水濡れを防ぐために防水スプレーをかける

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防水スプレーの吹きかけも重要なお手入れ方法です。牛革はおおむね耐水性が低いため、雨に対する予防も兼ねて防水スプレーをかけるようにしましょう。30cmくらい距離を取ってスプレーして、全体的に満遍なく吹きかけたら乾くのを待ってください。

なお、スプレーと革製品は種類ごとに相性の良し悪しがあるため、全面へ吹きかける前に目立ちにくい箇所に使って変色しないか様子を見するのがおすすめです。

牛革製品を少しでも状態よく長持ちさせるには

ここまで牛革製品のお手入れ方法について紹介してきましたが、製品をよりよい状態でエイジングさせていく、そして長持ちさせていくためには普段からのケアが重要です。

ここからは牛革製品を長持ちさせていくためのコツやケア方法を紹介します。

中に物を入れすぎないようにする

牛革製品を長持ちさせたい場合、中に物を入れすぎないようにするのが重要です。物を入れすぎたり、詰め込み過ぎたりすると革が痛んでしまうことがあります。結果的に牛革製品の寿命を縮めてしまいかねませんので、入れる量には気を付けてください。

大きい鞄や小物の財布など、革製品の種類を問わず物の入れすぎは良くありません。入れすぎの目安は、元の製品の原型を留められなければ入れすぎと判断してください。

どうしても入れるスペースが確保できない場合は、たとえば二つ折り財布であれば別でカードケースを持ち歩く、鞄であればサブバッグを用意するなどの工夫が必要です。

濡れているときはまず水分を拭き取る

牛革は基本的に水に弱いので、水に濡れた状態で放置するとシミや水ぶくれを発生させてしまいます。シミが残ると、牛革製品独特の高級感は損なわれ、エイジングの質にも悪影響を及ぼすので避けるべきでしょう。

雨や汗、飲み物などで牛革製品に水分が多く付着してしまった場合は、すぐに水分をふき取るようにしてください。湿った布で馴染ませるように拭くのがおすすめですが、乾いた布しかない場合はそれで丁寧に表面の水気を拭き取りましょう。とにかく、水分をそのままにしないことが大事です。

日々のお手入れを欠かさないようにする

ブラッシングやクリームは、牛革製品のお手入れとして定期的にしておきたいことです。美しいエイジングを生み出すだけでなく、製品そのものの寿命を長持ちさせることにもつながります。

とくにブラッシングは手軽にできるケアなので、ホコリが気になったときやスキマ時間など日常的に取り入れていきましょう。

風通しのよい環境で保管する

牛革製品を使っていないときは、中身を出して負担を軽くして休ませてあげましょう。牛革に余計なストレスを与えないことで、長持ちさせることにつながります。必須ではありませんが、柔らかいタオルや新聞紙を入れておくと、湿気や虫から牛革製品を守れるのでおすすめです。

その際は風通しの良く、直射日光が当たる場所ではないところで保管するようにしましょう。保管場所を少し工夫するだけで、カビの発生を予防できます。

松阪レザーならお手入れが不要

国内外でさまざまな品種の牛が牛革の製品として使用されています。そのなかには日本でも有名なブランド牛である松阪牛を、革製品に使用したものもあります。松阪レザーとも呼ばれる革は、手触りのよいしっかりとした質感や、艶っとした表面の滑らかさが特徴的です。

高品質な松阪レザーは、質だけでなくお手入れの手軽さも魅力です。もともと油分を多く含むため、クリームなどを使用したメンテナンスは基本的に不要です。強いて必要なケアやお手入れを挙げるとすれば、水分や汚れが付着したら柔らかい布で拭き取ることだけです。

革製品のお手入れが面倒な人には、最低限のお手入れのみで長持ちする松阪レザーがおすすめです。

まとめ

牛革製品はほかの革製品と同様に、ブラッシングやクリーム塗りなどのお手入れが必要です。また、日頃の保管場所は風通しのよいところで、中身を出して置いておくのが製品を長持ちさせるコツといえるでしょう。

お手入れをサボると牛革製品特有の美しいエイジングは生れませんし、保管状況が悪いと使える寿命そのものが短くなってしまうので注意してください。

「エイジングを楽しみたいけど、面倒なのは…」という人は、お手入れの負担が少ない松阪レザーの革製品をおすすめします。過ごした期間とともに違った美しさを見せてくれる松阪レザーを、ぜひ手にとってみてください。

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