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コードバンとは?5つある種類と使用している製品を紹介

2022.11.24 【豆知識】

コードバンとは?5つある種類と使用している製品を紹介

「コードバン」という革をご存知でしょうか。

コードバンは、きめの細かさと高級感のあるツヤ、さらには耐久性の高さが魅力のレザーです。

コードバン仕様の革製品は高級感と耐久性を兼ね備えていますが、使い方を間違ってしまうとシミや水ぶくれを発生させてしまいます。

本来、革製品はエイジングを楽しみながら、長年付き合っていけるものです。使い方を間違えて、見た目を損なってしまうのは避けたいですよね。

そこで今回の記事では、コードバンの魅力を引き出しつつ、長年愛用するために必要なことを解説します。記事でわかるのは以下の3点です。

・コードバンにはいくつか種類があり、それぞれ違った魅力がある

・基本的に耐水性が低く、使用をおすすめできない気候や時期がある

・コードバンがよく使用される製品

コードバンについてわかりやすく解説しているので、コードバン製品選びの際に役立ててみてください。

-コードバンとは-

コードバンとは馬のお尻部分の皮を使用した革で、きめ細かさと高級感のあるツヤが特徴の最高級革です。

革製品に適したコードバンは、欧州産の農耕馬からしか取れません。皮膚組織内部、厚さ2mm程度のコードバン層は、採取できる馬が減少していることから希少となっています。

一口にコードバンといっても、オイルコードバンやシェルコードバン、蠟引きコードバンなどのいくつかの種類があり、それぞれ特徴が異なります。

共通して耐久性は高いので、使用状況によっては非常に長く使い続けられるでしょう。

コードバンの種類

コードバンにはいくつか種類があります。それぞれが異なった魅力を備えているため、コードバンの製品を選ぶ際に種類と魅力を理解しておくことが重要です。

ここではオイルコードバンやシェルコードバンなど、さまざまなコードバンの種類を取り上げて特徴や魅力を紹介します。

コードバンの製品を選ぶ際の一つの判断基準として役立ててみてください。

オイルコードバン

もっとも市場に流通しているオイルコードバンは、耐久性の高さが魅力です。

オイルコードバンでは名前のとおりオイルをしっかりと浸透させて、折り曲げへの耐久性を高めています。そのため、曲面のある靴の甲や腕時計、二つ折り財布などのアイテムに使用しても、オイルを染みこませることで曲面の表面が割れずに美しさを保てるのです。

コードバンのため耐久性が強い一方で、きめ細かい表面は傷付きやすくなっています。また、水や汗に弱い側面もあり、雨に濡れると表面の光沢がなくなります。汗に触れるとアンモニア成分によって変色してしまうでしょう。

独特の質感や耐久性の高さで人気のオイルコードバンは、雨天の日や夏での利用を避けて使うのがおすすめです。

シェルコードバン

「シェルコードバン」はシカゴのホーウィン社という老舗タンナーが開発し、ベジタブルタンニンのみでなめした革を使用しているものです。ホーウィン社が商標登録しています。

通常よりも丁寧にオイルを浸透させており、しっとりとした柔らかさが魅力です。また使い込むほどに味が出るため、独特の経年変化を長く楽しめます。

蝋引きコードバン

揮発性が高い蠟引きコードバンは、製作過程にて天然の蜜蝋でコーティングしているのが特徴です。蠟引きならではの揮発性は、水分に弱いコードバンのなかで唯一無二のオリジナリティといえるでしょう。

使用しているとブルームと呼ばれる白い粉状のグリース成分が出てくるものの、使い続けていれば自然と溶けて消えるので安心してください。

水染めコードバン

水染めコードバンは、アニリンという合成塗料で仕上げていく透明感のある仕上がりが魅力です。自然なツヤを演出するため、革本来の質感を活かせます。

一方でコードバンの中でも特に耐水性が低いため、濡れたまま放置しているとシミが残ってしまいます。水ぶくれにもつながるため、水に濡れたときはすぐに水分を拭きとりましょう。

顔料染めコードバン

顔料で色付けしたコードバンで、人工的な色材を定着させることによるビビッドな発色が魅力です。また、顔料のコーティングによって高い耐久性を誇るため、丈夫さが求められるランドセルにも使用されます。

革の表面を顔料で覆う製法となるため、革特有の素材感を味わいたい人にはあまり向いていません。つるりとした仕上げが好きな人や、耐久性を重視したい人におすすめです。

-コードバンの特徴-

コードバンにはさまざまな特徴があります。ここからはコードバンだからこそ実感できる良さや、使用する際に気を付けておきたい注意点などを解説します。

革表面の美しさ

コードバン最大の魅力として、その独特な革表面の美しいツヤがあります。きめが細かく、なめらかな質感はコードバンでしか体感できないでしょう。

一般的な商品にあるような革独自のシワが嫌な方は、コードバンで仕上げられたアイテムを選んでみてはいかがでしょうか。

耐久性の高さ

コードバンに共通する特徴として、一般の革製品よりも優れた耐久性が挙げられます。牛革の3倍の強度を誇るほど頑丈なため、よほど酷く扱わなければ長年の使用に耐えられるでしょう。

コードバンは靴や財布などに使用されるため、そういったアイテムを長期間かけて使い込みたい方はとくにおすすめです。

傷が付きやすく耐水性に劣る

コードバンは耐久性が非常に高いのが魅力ではあるものの、細かなキズが付きやすくデメリットもあります。たとえばパンツの後ろポケットに入れる、ブラシのようなもので擦ってしまうなどすると、小さいキズはずっと残ってしまうでしょう。

また、耐水性が低いのも特徴です。蠟引きコードバンを除けば、ほとんどのコードバンが水に弱いため、使用する日の天候や時期には注意が必要です。

使うほど色と質感が変化する

コードバンのみならず、革製品は使っていくごとに経年変化していきます。色や質感は年を重ねる毎に変化し、長く持っているほどアイテムへの愛着も増してくるものです。

購入した当初よりも独特の風合いが徐々に出てくるので、長い期間をかけての変化を楽しめます。

-コードバンを使用している製品-

コードバンは、耐久性が必要とされる製品によく使用されています。

たとえば折り目や曲線が多く、シワのできやすい靴や二つ折り財布などは、シワが付きにくく耐久性抜群のコードバンと非常に相性のよいアイテムです。

また、キーケースやカード入れなど小物系の製品も多く作られており、どれも長く愛用できるように設計されています。常に持ち歩きやすいアイテムなので、独特の風合いの変化を楽しむことができるでしょう。

これまで紹介したとおり、コードバンは水が弱点ですが、小物系のアイテムであれば突然雨が降ってきてもすぐにしまえるためおすすめです。

もし、携帯していて水に濡れてしまったら、すぐにハンカチやティッシュなどで表面の水気をふき取ってください。

-まとめ-

コードバンは優れた耐久性と、高級感のあるツヤなど多くの魅力をもっています。コードバンの使用された財布や靴などは、どれも大人らしさを演出するために最適でしょう。

コードバンのなかにも主流のオイルコードバンや商標登録されているシェルコードバン、透明感のある仕上がりが特徴的な水染めコードバンなど、個性豊かな種類がいくつかあります。

コードバンの製品は、種類と用途、ご自身の好みを軸として、選ぶことから楽しんでみましょう。

馬蹄型小銭入れ ¥22,000(税込み)
ラウンド小銭入れ ¥25,300(税込み)
長財布 ¥44,000(税込み)
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